フィリピンは東南アジアにある国で、日本との交流が非常に盛んな国である。

毎年日本にたくさんの人が働きに来たり、日本からも旅行や仕事、語学留学などで訪れる人が多いため、お互いに親しみを感じている人も少なくないのではないだろうか。

そんなフィリピンの公用語はフィリピン語と英語で、国民の大多数が英語を話せるというアジアでも非常に珍しい国である。

これは小学校の低学年から学校で英語教育が行われたり日常的に触れる機会が多く設けられているためで、ほぼ全国で英語が通用する。

しかし、地元の人同士の会話では80~200種類以上存在するといわれている地域の言葉を使うことが多い。

また、国民の9割を超える人がキリスト教信者であるというのも大きな特徴のひとつであろう。一部にイスラム教を信仰している人もいるが、お互いの宗教や考え方を尊重しあっている。

このようなことから、フィリピンの国民は他の国の風習や文化を上手にとりいれて、それに適応する柔軟な気質をもっていることがわかる。

他国の文化を上手に自分のものにできるフィリピンの国民だが、人を大切にするアジアの心もしっかり持ち合わせており、とくに家族に対しての愛情は深い。たとえば、日本で言うところの核家族はほとんど存在しない。

両親と一緒に住むのは当然のことで、その他にも兄弟やいとこなどがひとつの家に住んでいることも珍しくない。人数が多くなりすぎて家が狭くなっても、全員が揃って食事をしたり会話を楽しんでいる。

寝る時にもリビングやキッチンの床に布団を敷けば、全く問題がないのである。お互いを思慮深く思いやる心が、このような生活を成り立たせているといえるだろう。

日本に出稼ぎに来ている理由も家族に仕送りをしたいという人が多く、人のために生き、人を助けるという価値観をもっている人が多いのである。

このような気質をもった人達だから、他国の人達に対しても非常に寛容である。知らない国の人であっても困っている場面に遭遇すれば、躊躇なく手を差し伸べてくれるのがフィリピンの人達なのである。

かかる費用が安い、ビザの手続きが簡単などたくさんのメリットがあることから、近年留学先にフィリピンを選ぶ人が急増しているが、理由はそれだけではない。

家族のように接してくれるフィリピンの人達がいれば孤独になりがちな留学生活も楽しく充実したものになる、語学以外にもたくさんのことを学べると期待して選択する人が大変多いのである。